
2023年7月15日
2023年JBCC出場
ビジネス・ブレークスルー大学大学院2024年卒業
田島直貴さん、末時義隆さん

田島 直貴さん 2024年 ビジネス・ブレークスルー大学大学院卒

末時 義隆さん
2024年 ビジネス・ブレークスルー大学大学院卒
—— お二人は同じチームで2023年にJBCCに参加されました。まず、参加を決めたきっかけを教えてください。
田島さん:きっかけは、大学院の同期からの「みんなでJBCCやろうぜ!」という誘いでしたね。声をかけられたのは3~4月あたりだったかな。それでノリと勢いで申し込んだような感じでした。
末時さん:私も同じ理解です。私は大学院のスクーリング後の飲み会で誘われました。正直、最初は「ちょっと面倒そうだな…」と思っていたんですけど、でも、ケーススタディに取り組むという経験がなかったですし、とにかく誘ってくれた同期があまりにも熱くて(笑)挑戦してみようと思いました。
—— チームはどのように組まれたのでしょうか?
末時さん:Facebookでグループを立ち上げて、まずはビジネス・ブレークスルー大学大学院(以下BBT)の仲間を集めたんです。それから、JBCCが運営する「仲間探しコミュニティ」にも参加して、そこで行われていたピッチイベントに登壇して他校の方にも声をかけました。
田島さん:その結果、グロービス経営大学院の方が私たちのグループに参加してくれました。
末時さん:そうですね。合計10人集まったので、そこから「2チーム作れるね」って話になって。JBCCらしくないかもしれませんが、Zoomのブレイクアウトルームでランダムに分けて決めました。
田島さん:ちょっと適当な分け方だったけど、結果としてバランスよくチームができましたよね。チームが決まったのは確か締め切りギ リギリぐらい?
末時さん:そうそう。私がピッチ登壇したのが7月上旬で、チームが決まったのは7月中旬〜下旬くらいだったと思います。

—— コンペティション期間中、最も印象に残っているエピソードは何でしょうか?
末時さん:チームメンバーの大学も居住地もバラバラで、東京、神奈川、名古屋、山口、福島とまさに遠距離チームなので対面で会うこともなく。しかも初対面のメンバーもいたので、ゼロからのスタートという感じだったのですが、それでも限られた期間でアウトプットまで仕上げられたのは大きな達成感でした。
田島さん:週1で2〜3時間オンラインミーティングをしてましたよね。夜中1時までディスカッションしたり。最後の1ヶ月はもうバタバタでやっつけ仕事でしたが(笑)みんなで結論を出せて提出できたのは本当によかったと思います。やりきることが重要ですからね。
末時さん:一般的には分析をして戦略を考え結論を出すというのが、ケーススタディのやり方だと思うのですが、私たちのチームは逆のアプローチを取ってみたんです。「自分たちが何をしたいか」というパーパスから考えて、そこに必要な戦略を組み立てていく。想いから逆算するというスタイルで議論したのはとても印象的でした。あとは、楽しみながらやることの大切さを学びましたね。戦略とはあまり関係のない、ケース企業のロゴの話で盛り上がった記憶があります。
—— JBCCへの参加が、その後の学業やキャリアに与えた影響はありましたか?
田島さん:コンペティション期間中、チームでのディスカッションでつい意見を控えてしまっていた自分がいました。後から振り返って、それが少し反省点でもあったんです。だからこそ、今は仕事の中でも怖がらずにディスカッションすることを大切にしています。
末時さん:私たちのチームはオンラインでコミュニケーションを取っていたので、リアルで会っていたらまた違っていたかもしれませんね。
田島さん:3日間ぐらい合宿してもよかったかも(笑) それと、大学院での学びとJBCCでの実践の両方を経験したからこそ、「論理的に判断する意識」も強くなりました。例えば職場で、現場から要望が上がってきたとき、以前は「まぁ仕方ないか」と流してしまうこともあったんですが、今はその要望が会社にとって本当に利益になるのかどうかを、しっかり見極めるようにしています。
末時さん:私はJBCCに実際に取り組んでみて、その難しさを感じながらも、ちゃんと結論まで出せたことが自信につながりました。その後、「福島★復興グランプリ*」に参加してグランプリを 受賞できたのも、JBCCの経験があったからこそだと思います。先ほどお話した、自分たちの想いから戦略を考えるアプローチ方法もこの「福島★復興グランプリ」で活かせましたし、とにかくチームメンバーの個性を発揮することを意識して取り組めました。
*福島★復興グランプリ:経済産業省が主催する復興まちづくりアイデアソン。参考:https://www.fukko-grandprix.com/
—— JBCCへの参加を検討している方へ、メッセージをお願いします。
田島さん:多くの人にとって、ひとつのテーマを突き詰めて考え抜く経験って意外と少ないんじゃないかと思います。JBCCでは、自分とは全く違う考え方を持った人たちと一緒に議論して、ひとつの方向性を見つけていく。他流試合のような経験をすることに損はないのでぜひJBCCに挑戦してほしいです。
末時さん:JBCCって「自分だけで考えても限界がある」ということを実感できる場でもあるんです。ひとりで何かを考えていても、社会にインパクトを与えるには、やっぱり誰かと交わりながら議論を深めていくことが必要。JBCCが2人以上のチーム参加である理由は、まさにそこにあると思います。
参加に迷っている場合は、まずは飛び込んでみてください。自信がなくてもなんとかなります。仲間も見つかります。あと根詰めすぎず、遊び心を大切に!
